独自理論】脳やる気先行型 と カラダ体調先行型
少々オカルトなことを書きます。以下は私の完全な妄想です。
この人いつ休んでるんだろ?という人は一定数います。
世の中ではそんな人を仕事の出来る人、と簡単に片付けます。
その人達の自慢は、いかに寝てないか、毎日忙しいか、世界中を飛び回ってるか、仕事も遊びも本気なのをアピールします。
それが自分を支えてる自尊心そのものだから外に表現したくてしょうがない。
そしてその自尊心を他人にも要求することが正義だと信じてます。
いつもダラダラしてて、カラダが好調でも仕事をする気にならない。楽しい仕事が待っててもエンジンがかからない自分のような人間からすると上記のような方は不思議だし、一生かなわない憧れでもあり、そうして自分を否定し続ける要因にもなります。
しかし歳をとるに連れ、この辺が段々と理解できるようになってきました。
脳内で分泌される刺激物質(アドレナリンなど)が全然違うのだろう、と。
残念ながら現代の医学では血液検査のように脳内物質の量を簡単に計ることができないので、やる気と体調の因果関係、までは人間ドック程度では分析できません。
例えばお仕事してて、お話して、気づくことも大体同じ、理論的思考も同じ温度感。
でもこの人は寝食忘れて猛烈に働き続けることができる。
一方、僕のようなダラダラ人間は、いくら大好きな彼女がいようとも、大好きな趣味をやっていようとも、10時間寝ないと回復しない。
この二者の違いはなんだ?と考えると、単純に以下の2つを考えてみました。
A.「デキる人」=「脳やる気先行型」
(脳内やる気物質がカラダの状況より先に頑張れる)
B.「ダラダラダメ人間」=「カラダ体調先行型」
(カラダの調子が整ってから脳内やる気が後からついてくる)
などと勝手に名付けました。
ここではあくまで、脳内の判断と、実際のカラダの好不調は別物だ、という前提です。
きっと世界のどこかに同じことを考えてる方がいらっしゃると思うので、似たような文献をご存知でしたら是非ご教示ください。
Aの人たちは「休め」と言われるといわゆるレジャー旅行などを全力で探します。
休む=普段仕事でやってないことを全力で楽しむ
休むということは、休暇を取る という行事をフルパワーで行うこと。
Bの人たちは「休め」と言われたらこれ幸いと本気で家でゴロゴロします。
日常的に休みたい、寝たい、何もしたくないという欲求は尽きませんから、それを正当化する指示があれば喜んで休みます。
繰り返しますが、これは脳内やる気物質と、首から下の体調(体調の感じ方)は、関連してるようで分離してるんじゃないか?という憶測のものです。
「体調」などと簡単にいいますが、それはあくまで自分が自分で感じてる体調、主観的判断です。
これを補完するために人間ドックなどがありますが、現代のドックは西洋医学的見地。それも脳での本人の感じ方とはまったく関連ないところで判断されます。
例えば
Bの方が、体調は問題なくても上司から毎日早く仕事しろ早くやれ!と怒られてることとか、
Aの方が自分ではすこぶる好調だと思ってても、カラダの弱い部分が悲鳴をあげてる予防段階での不調が始まってる
そんな些細な関連性は拾うことができません。
いやその部分の学問がまだ育ってない。
だってつい最近ですよ。血圧は高いままでもいいかもしれない。という発表がされたのは。
血圧は高くてもOK
コレステロールは高くてもOK
人間ドックの結果表にある血液の数値でさえ「実はこれ正常値の基準が間違ってました..」なんてことはこれからもたくさん出てきそうです。
それぐらい標準的な健康数値を定義するのは難しい。。でも実際によく分からないその差は実在する。
グループでの旅行はとても分かりやすい。
例えば同じような年齢、体力、生活習慣の人が、同じ旅行をしても疲労の度合いはまったく異なります。
それを個人差だと簡単に片付けるのはたやすいですが、そんな疲労感、爽快感、体調と毎日付き合っていくのが人生で、そうやってその人の人生の過ごし方が少しずつ差がついていく。
人には平等に1日24時間与えられてる
なんて実は大嘘なのです。
私は1日9時間は寝ないとやっていけません。疲れたときは12時間以上。
4時間程度の睡眠をトライしてみましたが仕事中に眠くなってダメでした。
今では腹をくくって、自分には1日平均14時間ぐらいしか活動時間がない。
それも毎日爽快に過ごせるとは限らない。ダラダラしないとスッキリしない。
その中でうまくやっていこう、と考え方を変えました。
ショートスリーパーに憧れることもなくなりました。残念ながらこれが神から与えられら自分のペースだと思うようにしています。
しかし、
私はこの蓄積がその人の健康にボディブローのように影響してくる気がします。
芸能でバリバリやってる人、それもかなり健康に気を使ってる人、おそらく精密な人間ドックも受けてるであろう人が残念な大病をしてしまうことがある。
それは、その人の大量に出る脳内やる気物質のペースにカラダが着いてこれなかった証拠でしょう。
ちょっと脱線しますが、
ランニングの先生がこう仰ってました。
長時間走り続けるとその人の弱いところが痛くなってくる。
ある人は膝、ある人は腰。
その部位は人それぞれ違う、と。
ちなみに私は肩が痛くなりました。これは10代のときから変わりません。
そうやって一生懸命に脳からの命令についていこうとするカラダの弱いところが蝕まれいく。根拠はありませんがとても納得がいきます。
93歳で亡くなられた漫画家の水木しげるさんにこんな話があります。
漫画家には常識の睡眠不足について
分かりやすい話ですね。
ただし、睡眠不足=短命 と片付けるのは性急。
命に影響するのは他の要素が多すぎる。
遺伝、生活習慣、酒たばこ、不運の病気... しかしよくわからないが大病してしまった。の因果関係を上記の要素で分析することは、100年後には始まってるかもしれませんね。
まとめ
だから人はちゃんと休んだほうがいい。
なんて死んでも言いません。
10時間寝て93歳まで生きる人
5時間寝て60際まで生きる人
単純計算すると93歳の方は15%ぐらい人生を長く生きる。
しかし、老齢まで長生きするより若い時の全力のほうがはるかに多彩な経験をできるのは間違いない。若い時のショートスリーパーはかなり人生を得してるように思えます。
長生きできるから幸福な人生だ。と一括りにするのもまた常識に縛られた浅い考えです。
しかし、様々な条件で人の疲労具合、特に脳の疲労程度(気疲れ、プレッシャー、考え事)は皆それぞれ異なる。
「人は1日8時間寝るのが最適」
「人は1日3食で過ごすのが健康」
などとステレオタイプな一般的常識を「常識だから」という根拠だけで押し通すことは愚かです。
人それぞれ話し方のペースが違うように、それぞれの生活ペースがあり、快適なリズムは千差万別ある。
特に自分にとって大事な人については、そのペースやリムズがどれぐらいなのかをアンテナを高くして受信し、感じて、思いやるすべきだと考えます。
それに気づけた人は確実に幸せでしょう。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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