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【オーキの土曜放談】 成功者のお話は第三者の目を大事に

2015/11/27
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皆さんご存知のように私は職業柄セミナーを撮影する機会が多い。撮影してる間になるほどな~と感動することも多々有ります。

その中で何度も取り沙汰される「成功事例」の分析。
何度もそれらのご講演を見るたび、
・成功要因はその社長さんや担当者が優秀だったから
・諦めなかったから
その2つに尽きると感じることがよくあります。

まったく同じ成功要因を別の人が実行したら成功するのか?成し遂げられるのか?そのままトレースしたら同じ成功を実現できるのか?
そんなことできたら誰も苦労はしません。

成功事例を聞いて事業のヒントになる、刺激になることは多いでしょう。だからお金と時間を費やして人が集まる。
いかにも行った施策を一つ一つ分析することが冷静な事業分析になるように思えますし、そっちのほうがお金を出しやすいかもしれません。

しかし私は、その成し遂げた人そのもの、という目線から成功事例を分析した方が早道になる気がします。
でも登壇者自ら「私はここが優秀だった」なんて言えません。
まかり間違って「私は普通のサラリーマンでした」なんて聞きたくもない謙遜ストーリーを聞かされます。
参加者はそんな謙遜話なんて聞きたくありません。ずばり「私はここが優秀なんです!」ってポイント聞きたいですよね?

よって事業アナリストや成功事例紹介セミナーでは、もっと、「人としてこの社長さんの優秀なポイント」を第三者の冷静な目で分析し、発表することが参加者にとって有益な情報になり得る気がします。
広く見回してみるとこの「客観的な成し遂げた人の分析」がいかに少ないか。少なくとも私が撮影したセミナーではあまりありません。あってもその時間はとても短い。

テレ東・カンブリア宮殿では、最後に村上龍がその成し遂げた社長さんの「人」に対してフォーカスし、まとめます。このまとめがあるから番組後の読後感がとても清々しい。

セミナー企画者の方におかれましては、どうかこのような成功事例セミナーを行ってみてはいかがでしょう。 参加者はセミナー企画者のキュレーションされたあなたの目を通した、成し遂げた「人」の分析をもっと聞きたいはずです。

[2015-9-5 facebookから転載]


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O.W.ガレージ 大木貴博
Author: O.W.ガレージ 大木貴博
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