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第1回 OWGの「仕事は能力と才能だ論」 はじめに

2015/07/24
仕事は能力と才能 0
本日から始まりましたOWGの「仕事は能力と才能だ論」
エッセーのように特に結論なく進んで参ります。このブログでこんなものを読みたい方がいないのは知ってますが、どうしても書きたいので全10シリーズ(予定)に分けて徐々に書かせて頂きます。

■どうやっても聞き出せない「苦労話」

映像制作という仕事柄、社長様、オーナー様にインタビューする機会が多い。
そこで軽く起承転結をつけようと、立ち上げ期の苦労話を聞き出そうとするんですが、それほどの苦労話が聞き出せないことが多かった。
そりゃ失敗談の1つや2つはあっても、これは大変だったなーという芸人苦労話のようなものを聞き出せない。
その理由に、
失敗を失敗と思わないポジティブなメンタリティ、という性格に起因することもあるでしょうが、いわゆる事業を10数年成功させてる方に伺うと「う~ん 苦労話ねぇ~」と止まってしまうほど大した話がないことに気づく。

私は独立後5年経っても地を這うように生活してるので苦労話などいくらでも話せるんですが、そのような方々は、
もう昔過ぎて忘れてしまったのか?
今さら話すものでもないとニヒルでいるのか?

分からないでいました。


■仕事ができるってなんだろう?

私も今年で独立6年目。基本1人で仕事することが多いので、悶々と考えることも多い。
またあらゆる成功者の方々に触れ、
一体この方と自分は何が違うのか? という根本的な理由を考えるようになった。
何もかも違うっちゃ違うが、そこに勇気を以って対面してみようと思った。


■やっぱり仕事は「能力」と「才能」だ

結論 あの人と自分は、能力と才能が違う

結局何の変哲もないこの結論に至った。


■じゃ「能力」ってなんだ?

国語辞典的な意味は別として、いわゆる一般的に用いれられてる言葉の用例としてのニュアンスを私なりの定義をしてみる。
仕事面における「能力」とは、
  • 記憶力が高い
  • 情報処理能力が速い
  • 判断するのが速い
  • 行動に移るのが速い
  • 場の空気が読める
  • 物事を深く考えられる
  • 度胸がある
  • 人との交流が上手い
  • 精神が安定している
  • 健康
  • やる気を継続できる
  • 運動神経がある
  • 自己抑制力が高い
  • 責任感が高い
  • 人より容姿端麗
・・・こんな要素は無限にあるのでこの辺で。

いわゆる誰でも多少なりとも持ってるものだが、それらを人よりも多く持ってるもの。
そのような人を、能力が高い人、能力のある人、と分類される気がする。

■じゃ「才能」ってなんだ?

では仕事面における「才能」とは、
  • 誰も発想できない面白いアイデアを持っている
  • 常人では真似できない技術を持っている
  • あるジャンルに深く長く没頭できる
  • 誰もやったことない世界に飛び込んで自己を確立できる能力
  • 物凄く記憶力が高い
  • 物凄く運動神経がある
  • 物凄く場の空気が読める
  • 物凄く言葉のセンスがある
前述の「能力」で上げた要素を次元の異なるレベルでとんでもなく高いものを持っていたら、それは「才能」に格上げされる気がする。


■例えば二人の25歳の青年がいたとする


経験も人柄も同程度の25歳の青年が同じ職場で働いていた。
どちらも好かれ、仕事の意欲も同じようにあった。

但し、
Aさんの記憶力は優れ、仕事のスピードは問題なく速かった。
Bさんの記憶力は若干鈍く、仕事のスピードも遅いほどじゃないにしてもAさんより25%ほど遅かった。
この積み重ねを10年続けていけば、二人の青年の処遇は変わってくるはず。これが冷静な仕事の評価。

但し、実際にこんな比較はありえない。
人の才覚はペンタグラムで表されるような簡単なものではないし、接する人の相性によって評価が変わることもある。
逆に、だからこそ人の能力や才能が不明確に、誤魔化されてしまう。
また、それぐらい誤魔化されないと自分の能力や才能が低いことが分かってしまうので雑多な情報でけむにまく。だから無数の能力診断テストが商売として成り立つ。

いわば能力と才能を分かりにくくしてるのは、人間の防衛本能。
つまり人の尊厳などを無視した評価をしてしまえば、残念ながら仕事の要素を決めるのは単純な能力と才能なのである。




さあ、悲しい結論で終わりました。
私は書いてて死にたくなりました。
でもこれで死んじゃうほど人生はつまらなくないのであります。
次回は能力と才能がなくても希望を持てるかも知れない?ことを加味しつつ、気が向いたら書きます。
こんなものを最後までお読み頂きありがとうございました。

----------- OWガレお


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O.W.ガレージ 大木貴博
Author: O.W.ガレージ 大木貴博
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