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NEX-EA50JH ソニーセミナーに行ってきた

2012/09/24
撮影機材 0

業務用ビデオでおそらく世界で一番台数が出るであろう注目新製品
NEX-EA50JH
のセミナーに行ってきた。 2012.9.20

NEX-EA50JH.jpg

当日のメインプレゼンターは、このページでお馴染みの「正ちゃん」さん
http://www.sony.jp/products/Professional/c_c/camera_technic/
んま~喋りがお上手でした。楽しかった。

このカメラのポイントは、
今までの業務用ENG(一人撮影)カメラのいい所と、
最近一眼カメラに代表される被写界深度の浅い作品性の高いカメラ(俗称:大判センサーカメラ)
その両方をバランスした機種として割と注目されてるカメラです。
http://www.sony.jp/nxcam/products/NEX-EA50JH/

要するに、従来ののっぺりした映像を撮るだけじゃなく、ピントのぼかしを活用したかっこいい映像も撮れますよ、という機種。
今やちょっとした安価な一眼でもかっこいい映像は撮れる時代になっちゃったので、カメラマンとしては2台用意する必要なくお手軽に撮れる1台はないものか?と待ち望んでたカメラでした。
映画屋でも写真屋でもない、ビデオ屋が待ってた機種です。

■実機を見た大木の感想
◎悪いとこ

・ズームスピードが遅い
→センサーが大判になり標準でつくレンズも大きいからか、ズームスピードが遅い。
モーター音がマイクに入らないようにする配慮なんでしょうけど、「動作音入ってもいいからハイスピードモード」を用意してほしかった。あれは遅い。 どうせズームリング使うでしょ?ってメッセージにも聞こえる。

・レンズ可動の「サーボ⇔手動」切り替えが必要
→ズームスピードが遅いくせに切り替えが必要。
「遅いな、手動で回そう」と気づいても切り替えスイッチでワンテンポ遅れる。
高倍率で寄ってるときは切り替えショックで画面も揺れる。これは残念。
NEX-EA50JH_014.jpg←下部のノッチが切り替えスイッチ

・フルHDらしい高精細感がない
→これがボケ味なのか?ピンがあった場所もくっきり感がなかった模様。

・NDフィルターなし
→NDが必要ないならOKなんですが、なんとなく明るい屋外よりにセッティングされてるような模様。室内では暗く映る。
レポートロケでよくある、屋外→室内の移動なんかで試してみたい。

・本体がかっこわるい
→本体見たら感想変わるかと思ったけどやっぱりカッコ悪かった。
現在のNXCAM HXR-NX5Jと比べてほんとにこれ¥40万?という質感のなさだった。

◎いいとこ
・本体が長くなったからか、A1Jのような肩載せ用可動式ショルダーパッドが復活。
正ちゃんさんが言ってたように重量バランスなんて存在しないけど、例えば社外の胸当てアクセサリつけてバランスさせやすいし、パッドの上にネジ穴が3つもあるのでその他アクセサリもカメラにつけやすい。
今どきはUST配信機材をカメラに装備したりもするので、この穴と台の存在は大きい。
NEX-EA50JH_016.jpg NEX-EA50JH_017.jpg

・アイカップ標準装備
→別体ビューファーがない代わりに液晶モニターを囲む形で巨大なアイカップが付属する。
肩載せカメラのように、アイカップをポコンと上部に回転させて直接液晶を触ることも可能。本体後部のビューファーは位置的にほとんど使えないのでこっちの方が便利。

・タッチパネル&メニュー操作
→標準でアイカップがつくので、タッチパネル操作のほとんどはメニューダイヤルでも操作可能。(スマホのようにタッチピント合わせのみタッチパネルだけでしか操作できない)

・2倍のデジタルズーム
→APS-Cサイズ(23.5mm×15.6mm)大判イメージセンサー(有効画素数:1600万画素)
ということで高倍率なデジタルズームも装備。確かにほとんどクオリティ変わらなかった。
レンズ交換式カメラならではの、例えばソニーEマウントレンズの単焦点レンズを使っても急場ズームが使えるのは便利。


その他
・このランクのカメラでよくある民政版安価モデルの発売はない、とのこと。
・NX5JにあったHDSDIの出力はなく、HDMI出力のみ。


結局、
レンズ周りの設計が急造的。発売に間に合わなかった感じ。
この手の交換レンズ式、安価、大判センサー、ENGカメラはソニーが初の発売なので、なんとか今年のInterBEEに間に合わせようとして作った感じ。
個人的になけなしの経費でこのカメラに飛びつくのは時期尚早に思う。結構期待してただけに残念。
発売後の購入レポートを待ちます。


ハンズオンタイムでいろいろ触ってると、あるオジサマがソニーの方に食って掛かる。
別売の外付けフラッシュメモリユニットが「連動」でしか動かないのはアホかと。
まったくもって仰る通り。
別体メモリで記録するなら連動・非連動を選べなければ片手落ち。なんのためのバックアップか?

メモリスロットに入れるメモリースティック(新型)だとミラーリング記録ができるけど、そのミラーリングの記録経路が別なのかどうか、の設計思想がない。
単にメディアを売りたいだけ?と思われてもしょうがない設計。
この点説得力に乏しいよソニーさん。

この辺をこの秋のInterBEEで見てこようと思います。


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O.W.ガレージ 大木貴博
Author: O.W.ガレージ 大木貴博
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